
こんにちは。
今回は北海道旭川市旭神にある「ハルニレぽっぽ」に行ってきました!
ハルニレぽっぽについて

ハルニレぽっぽは、2024年9月27日に旭川市でオープンした、「医療 × 食 × コミュニティ」が融合した複合施設です。
運営は、全国で動物病院を展開する「緑の森どうぶつ病院」グループ(株式会社グリーンフォレスト)。施設の中心にある考え方は ONE HEALTH(人・動物・環境の健康はつながっている)で、「治療の場所」だけではなく、日常的な“ケア”を増やす場所として設計されています
| 所在地 | 〒078-8373 北海道旭川市旭神3条2丁目1-8 |
| 連絡先 | 080-5762-8637 |
| 営業時間 | 10:00~20:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | あり/病院と共用 |
| 支払い | クレジットカード・電子マネー利用可 |
ハルニレぽっぽは犬連れOK
ハルニレぽっぽは店内でペットと一緒に食事ができます。

それでは早速入店します

まず店内に入って一番印象的なのが床。一般的なカフェのようなフローリングではなく、全面にウッドチップが敷き詰められています。足元はふかふかしていて、小型犬でも大型犬でも、足腰への負担が少なく、滑る心配も感じにくい床です。

テーブルや椅子は木の素材を生かした造りで、椅子はキャンプチェアタイプ。
各テーブルには消毒液と粘着クリーナー(コロコロ)も常備されており、抜け毛の処理や手指の消毒ができる親切な配慮があります。

また、天井が高く、大きな窓から自然光がたっぷり入ります。外は雪景色でも、室内は明るく開放感があり、閉塞感がありません。寒冷地の旭川で、冬でも犬と一緒に“自然を感じられる室内空間”というのは、かなり貴重です。
奥には暖炉(薪ストーブ)があり、冬場は実際に火が入ります。
薪が積まれていて、視覚的にもとても落ち着きます。犬にとっても、人にとっても、音・匂い・光が強すぎない空間です。

商品棚や展示スペースも多く、いずれの場所においても食材について丁寧に説明している印象です。

マーキングが心配だったので、今回はマナーウェアを着用して使用しました。
ハルニレぽっぽの駐車場
続いてハルニレぽっぽの駐車場についてもご紹介します。

ハルニレぽっぽの駐車場は隣の緑の森どうぶつ病院と共用となっております。
駐車料金は無料なので利用しやすいです。
ハルニレぽっぽのメニュー
ハルニレぽっぽの食事やドリンクは、「人と犬が一緒に楽しめる」ことを強く意識して作られています。
犬にとって良くないとされる食材を避け、味付けは控えめ。人が食べても物足りなくならないよう、素材の味を生かす工夫がされています。パンや一部のメニューは、人と犬が同じものを分け合える設計になっており、「隣で同じ時間を過ごす」だけでなく、「同じものを食べる体験」ができるのが特徴です。
わんこにあげても良いメニューは隣に肉球のマークが明記されております。
ミルクバーでは、北海道内の複数の牧場の牛乳を飲み比べでき、食を通して環境や飼育背景に目を向ける仕組みも用意されています。ハーブティーや発酵飲料なども、ホリスティックな視点から選ばれているのが分かります。

こちらがわんこ用に特化したメニュー
今回はビリヤニとプリン、パウンドケーキを注文しました。

運ばれてきた瞬間、まず目に入るのは木の器に盛られた彩りの美しさです。ビリヤニというとスパイスの力強さを想像しますが、この一皿はどこか穏やかで、日本の食卓にもすっと馴染む佇まいがあります。ごはんの上には香ばしく焼き上げられたお肉がのり、隣にはたっぷりの葉野菜と、かぼちゃやミニトマト、根菜がバランスよく添えられていて、見た目からも「体にやさしい食事」という印象を受けました。
スプーンを入れると、まず立ち上がるのはスパイスの香り。ただし刺激的というよりも、ふんわりと鼻に抜けるようなやさしさがあり、食べ進めるほどに奥行きを感じます。ビリヤニには日本の切り干し野菜や新潟産のドライフルーツが使われているとのことで、噛むたびにほんのりとした甘みや旨みが広がり、スパイスと調和していくのが印象的でした。インド料理でありながら、どこか和の要素を感じるのは、この素材選びによるものだと思います。
お肉はしっとりとやわらかく、香ばしさとジューシーさのバランスがよく、ごはんとの相性も抜群です。添えられた野菜はどれも素材の味が生きていて、かぼちゃの自然な甘さや葉野菜の瑞々しさが、スパイスの余韻をやさしく受け止めてくれます。途中でレモンをきゅっと絞ると、全体が一気に引き締まり、最後まで飽きずに食べ進められました。

木のプレートの上に、笹の葉を一枚敷いて提供されるクマザサプリンは、運ばれてきた瞬間から「ここでしか食べられない一品」だと感じさせてくれます。ガラス瓶の中は二層になっていて、下にはなめらかなミルクプリン、上にはクマザサのシロップが静かに重なっています。派手さはないのに、森の中に溶け込むような佇まいがとても印象的です。
スプーンを入れると、プリンは驚くほどやさしい口当たり。牛乳とたまごのコクはしっかり感じられるのに、重たさはなく、口の中でふわっとほどけていきます。そこにクマザサのシロップが合わさることで、ほんのりとした青い香りと、すっと引いていく後味が加わり、甘さが後に残りません。デザートなのに、食べ終わったあとに「整った」という感覚が残るのが不思議です。
北海道の森で育ったクマザサならではの清涼感と、アニマルウェルフェアの考え方を大切にした牛乳とたまごのまろやかさが、きれいに調和していて、どちらかが主張しすぎることもありません。甘いものが得意でない人や、食後に軽いデザートを楽しみたい人にも、きっとちょうどいい一品だと思います。

こちらがかぼちゃのパウンドケーキ
素材の甘さを活かした優しい味わいで、愛犬のハルも美味しそうに食べていました


犬連れOKのハルニレぽっぽ:まとめ
今回は、犬と行けるケアガーデン「ハルニレぽっぽ」についてご紹介しました。
「ハルニレぽっぽ」は、単なるドッグカフェの枠を超え、獣医療の専門知識と心地よい空間が融合した、愛犬家のための「癒やしの聖地」です。木の香りに包まれ、暖炉の火を眺めながら、愛犬と同じものを食べて過ごす時間は、他では味わえない特別な体験になるはずです。
病院併設という安心感もあり、普段のお出かけはもちろん、愛犬の健康を意識したい方にもおすすめの一軒です。ぜひ一度、愛犬と一緒に訪れてみてください!












